機関紙第159号(抜粋)発行=2023年1月15日
機関紙「神奈川近代文学館」159号から当館の情報を抜粋します。詳しくはホームページをご覧いただくか、当館までお気軽にお問い合わせください。
★機関紙は1部100円、ミュージアムショップ・郵送で販売しています。
〈159号 寄稿など〉
【新春随想】
美しいノートー辻原登
【寄稿・尾崎一雄没後40年】
“天然自然流”に生きるー荻原魚雷
【寄稿・菊地信義没後1年】
菊地信義とある出版のこれからー水戸部功
【展覧会場から・夏目漱石特別コレクションから】
漱石あての絵はがき
【連載随筆】
行く先々で俳人と④金子兜太ー復本一郎
【神奈川とわたし】
やっと来れた鎌倉ー飯野和好
【所蔵資料紹介43】
坪内逍遙 嶋中雄作宛書簡(一)
神奈川近代文学館 第159号(抜粋)
発行=2023年1月15日
〈記事〉
◎常設展と「夏目漱石特別コレクションから」を開催中
昨年12月3日(土)からコーナー展示「夏目漱石特別コレクションから―漱石あて絵はがきを中心に―」を開催している。当館が近年収蔵した漱石あての絵はがきコレクションと書画など約50点を展示。1月29日(日)までは、常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」と、2月11日(土・祝)から3月26日(日)までは、同展「第2部 芥川龍之介から中島敦まで」と同時開催する。なお、1月30日(月)から2月10日(金)まで展示館は展示替・メンテナンスのため休館、閲覧室は特別整理期間のため休室する。
◎春の特別展は「小津安二郎展」
4月1日(土)から5月28日(日)まで、特別展として「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」を開催する。編集協力は築山秀夫氏。戦後は鎌倉に住むなど神奈川にもゆかりの深い、日本を代表する映画監督のひとりである小津安二郎の生涯を小津映画とともに辿る展覧会。「東京物語」直筆ノートなどの貴重資料を展示するほか、県内各地に小津が残した足跡にも焦点を当てる。
〈資料受贈報告〉
◆尾崎俵士氏から、尾崎士郎宛尾崎一雄書簡など80点。
◇清水可子氏から、清水都代三宛徳富蘇峰書簡、岡鬼太郎『合三味線』『あつま唄』、押川春浪『世界武者修行』、雑誌「劇評」など。
◆松尾良一氏から、堀田善衞書「窓外に見ゆる樹々青空…」色紙。
◇原満三寿氏から、氏宛加島祥造書簡など。
◆中山真理子氏から橋本治文庫追加として、橋本制作のセーターなど。
◇清水慎弥氏から、いぬいとみこ「サックサックは鎌のうた」『さぶろうと空とぶトナカイ』ほか原稿、執筆メモ、ノート、手入切抜、執筆・関連切抜、写真など。
このほか今回も多くの個人、団体からご寄贈いただきました。
〈受入済資料〉
◆山田由紀子氏寄贈山田智彦資料のうち原稿(本紙133号8頁参照)。
◆武田弘之氏寄贈短歌関連資料(本紙155号9頁参照)。
◆渡瀬圭子氏寄贈尾崎一雄文庫追加分(本紙158号8頁参照)。
◆森川那智子氏寄贈橋本治文庫追加分(本紙158号9頁参照)。
*受入済資料は閲覧できます(本欄資料受贈報告の内、◆印の資料は受入済です。特別資料閲覧は事前手続が必要です)。
〈お知らせ〉
★下記の各行事につきましては、今後の状況により、中止、延期など予定を変更させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
最新情報については、ホームページでご確認ください。
*特に記載がない場合、会場:展示館2階ホール。
◎文芸映画を観る会 *会員制上映会
■1月27日(金)、28日(土)
各日13:30~
「世界を賭ける恋」(1959年 日活 原作・武者小路実篤、監督・滝沢英輔)
料金:一般800円(友の会600円)
◎講演とシンポジウム
■2月23日(木・祝)13:00~
「ウクライナの核危機 林京子を読む」
講師:青来有一
シンポジウム出演:川村湊、青来有一、宮内勝典、村上政彦、森詠
料金:1,200円(友の会1,000円)
主催:林京子さんの人と文学を語る会
◎かなぶん寄席 講談会
■3月11日(土)14:00~
「お富の貞操」(芥川龍之介原作)ほか
出演:神田蘭
料金:一般1,200円(友の会1,000円)
◎菊地信義没後1年 上映会
■3月25日(土)13:30~
「つつんで、ひらいて」(2019年 監督・編集・撮影:広瀬奈々子 出演:菊地信義、水戸部功、古井由吉ほか)
料金:一般1,000円(友の会800円)
◎かなぶんキッズクラブ
各日10:30~/参加無料、要事前申込
■3月29日(水)
紙芝居がはじまるよ!
「茂吉のねこ」ほか 出演:山下康/会場:展示館2階中会議室
■3月30日(木)
春休み子ども映画会
「ふらいぱんじいさん」ほか
◆友の会◆
◎2022年度後期文学散歩2
■2月3日(金)、7日(火)、14日(火)
鎌倉二階堂の川端康成旧居跡、覚園寺などを訪問します。
〈館の記録 10月-12月〉
■10月1日(土)、特別展「没後50年 川端康成展 虹をつむぐ人」オープン。会期は11月27日(日)まで。同日、川端展記念文芸漫談「川端康成『雪国』」を開催。出演はいとうせいこう氏と奥泉光氏。前日、内覧会を開催。
■10月22日(土)、川端展記念講演会「川端康成の小説万華鏡」を開催。講師は荻野アンナ理事。
■10月27日(木)、文字・活字文化の日関連記念行事として展示を無料公開、ギャラリートークなどを実施。
■10月29日(土)、かなぶん連句会「刈り刈りて夏草の巻」 を開催。選者は小島ゆかり氏、辻󠄁原登理事長、長谷川櫂副理事長。
■11月4日(金)、5日(土)、文芸映画を観る会(川端展記念上映)「伊豆の踊子」(監督:西河克己、出演:吉永小百合、浜田光夫、高橋英樹ほか)を開催。
■11月12日(土)、川端展記念朗読会「『掌の小説』から」を開催。出演は竹下景子氏。同日、友の会行事として「長谷文学散歩」を実施。川端邸、鎌倉文学館を訪問。
■11月19日(土)、県高等学校文化連盟図書専門部と共催で、第11回図書館報コンクールを開催。
■11月23日(水・祝)、荻野アンナ理事の川端展記念講演会ダイジェスト動画をWeb公開。同日、県高等学校教科研究会国語部会と共催で郷土文学資料実地調査(研修会)を開催。
■11月26日(土)、川端展記念講座「川端康成 魔界の文学」を開催。講師は富岡幸一郎理事。
■12月3日(土)、常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」第1部とコーナー展示「夏目漱石特別コレクションから―漱石あて絵はがきを中心に―」オープン。会期は2023年1月29日(日)まで。
■12月10日(土)、「私の本について話そう 藤沢周 朗読とトーク『連作小説館』と『世阿弥最後の花』」を開催。出演は藤沢周理事、岡﨑成美氏(司会)、尾形龍太郎氏(聞き手)。
■12月11日(日)、県子ども読書活動推進フォーラムを神奈川県立図書館で開催。古内一絵氏による講演会ほかをオンラインでも配信。県立図書館主催、県子ども読書活動推進会議、県図書館協会共催、当館後援。
■12月20日(火)、第13回神奈川近代文学館懇話会を開催。
〈掲示板〉
■フェリス女学院大学読書運動プロジェクト朗読会「しあわせの、かたち。ーひとりひとりが願うことー」
2月26日(日)、当館ホールで開催、参加無料、当館共催。問い合わせは同大学附属図書館(電話045-812-6999)。