〈講演会動画配信〉湯川豊・尾崎真理子対談「現代日本文学のほんとうの流れ」 神奈川近代文学館開館40周年記念企画「文学・どこへゆくのか」第Ⅰ期①(2023.11.12収録)
長く文芸ジャーナリズムのなかにあって、現代文学の実情を見てきた湯川豊と尾崎真理子をナビゲーターとして、現代日本文学の展開をたどる連続講座の第1回の記録(ダイジェスト)です。
戦後文学という枠組のなかで、ほんとうに読むべき作品は何であるのか。対談の中では大岡昇平、三島由紀夫、安部公房、佐多稲子、瀬戸内寂聴、安岡章太郎、大江健三郎、古井由吉、井上ひさし、丸谷才一の名が挙げられ、作品を通して「現代日本文学のほんとうの流れ」が論じられました。
【出演】
湯川豊(文芸評論家)
〈プロフィール〉
ゆかわ・ゆたか……1938年、新潟市生まれ。慶應義塾大学文学部を卒業後、1964年、文藝春秋に入社、「文學界」編集長、取締役・編集総局長などを経て2003年に退社。編集者として大岡昇平、丸谷才一、須賀敦子など多くの作家を担当。以後東海大学文学部教授、京都造形芸術大学教授などをつとめた。著書に『本のなかの旅』『植村直己・夢の軌跡』『イワナの夏』『夜の読書』『丸谷才一を読む』『星野道夫 風の行方を追って』など。2009年刊行の『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞。2019年には長編評論『大岡昇平の時代』を上梓した。
尾崎真理子(文芸評論家)
〈プロフィール〉
おざき・まりこ……1959年、宮崎生まれ。青山学院大学文学部卒業後、読売新聞社に入社。大江健三郎をはじめとする文学者へのインタビューや評論執筆を行う。同社編集委員などを経て、2022年まで早稲田大学教授。著書に『現代日本の小説』、『大江健三郎 作家自身を語る』(大江氏との共著)、『詩人なんて呼ばれて』(谷川俊太郎氏との共著)など。2015年『ひみつの王国 評伝 石井桃子』で芸術選奨文部科学大臣賞、新田次郎文学賞、同作品を含む執筆活動により2016年度日本記者クラブ賞受賞。『大江健三郎の「義」』で2022年度読売文学賞受賞。神奈川文学振興会理事。
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エンタテインメントの意義 2023年12月3日(日)
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