見出し画像

機関紙第155号(抜粋)発行=2022年1月15日

県立神奈川近代文学館

機関紙「神奈川近代文学館」155号から当館の情報を抜粋します。詳しくはホームページをご覧いただくか、当館までお気軽にお問い合わせください。
★機関紙本体では寄稿などの記事もお読みいただけます。(機関紙は1部100円、ミュージアムショップ・郵送で販売しています)

155号 寄稿など
〈新春随想〉辻原登:もう一つの映画事典
〈寄稿・楠本憲吉生誕100年〉行方克巳:俳人 楠本憲吉
〈寄稿・吉田秀和没後10年〉新保祐司:吉田秀和は「音楽評論家」に非ず
〈追悼・新倉俊一〉八木幹夫:新倉俊一先生―静かなライオン―/太田治子:海をみつめる少年
〈連載随筆〉春名徹:越境の先に見たもの(4)『船長日記』と益田勝実
〈寄稿・神奈川とわたし〉石井睦美:ただいまの町
〈所蔵資料紹介39〉籾山梓月宛 島崎藤村書簡(2)


神奈川近代文学館 第155号(抜粋)
発行=2022年1月15日

〈記事〉

◎冬期メンテナンス全館休館

 当館は前年12月1日(水)から3月末日まで、エレベーター交換工事のため全館休館している。レファレンス、郵送による複写サービスは休館中も継続。閲覧室、会議室は4月1日(金)から、展示室は4月2日(土)から再開予定。
https://www.kanabun.or.jp/

◎春の特別展は「吉田健一展」

 4月2日(土)から5月22日(日)まで、特別展「生誕110年 吉田健一展 文學ぶんがくたのしみ」を開催する。編集委員は富士川義之評議員。
 自らを「文士」と称し、磨き上げられた独特の文体で、翻訳、批評、随筆、小説の間を自在に往来しながら個性あふれる作品を次々と世に送り出した吉田健一(1912~1977)。その生涯と作品を、当館所蔵の「吉田健一文庫」の資料を中心に辿る初めての展覧会。第一部では、外交官・吉田茂の長男として生まれ、幼少期に培った国際感覚や文学の幅広い見識を生かした文筆活動で独自の地位を確立する過程を紹介。第二部では愛読書の翻訳、怪奇幻想への関心に基づく作品群、食や酒とともに豊かな時間を過ごす旅、多方面にわたる交友などを取り上げ、その文学世界を展観する。

〈資料受贈報告〉

◇渡辺温・啓助資料の追加として、啓助の草稿、翻訳・創作ノート、手帳、日記、ヨーロッパ旅行時の家族宛書簡、啓助宛山田風太郎書簡、温葬儀の際の「供物申受帳」など。
◆佐藤さとる文庫追加として、佐藤の「鬼ヶ島通信」掲載原稿、書簡など3点。
◆斎藤達也(太宰治関連)資料、住谷天来書など7点。
◆編集者・小瀧穆氏旧蔵資料。永井荷風「墓畔の梅」原稿と手入切抜、「草紅葉」「心づくし」原稿、坂口安吾「花妖」ほか草稿(断片)、志賀直哉の談話を鶴見俊輔が書き起こし、志賀が手を入れた「道徳以前のもの」原稿、小瀧氏が荷風の談話を書き留めたノート、氏宛石川淳、宇野浩二、坂口安吾、太宰治、永井荷風、福田恆存、柳田国男、山内義雄書簡、栗本和夫宛永井荷風書簡、嶋中雄作宛永井荷風、日夏耿之介、村松梢風書簡、氏の撮影した永井荷風、太宰治写真など71点。
◆佐藤さとる文庫追加として、佐藤の書簡3通。
◆「読売ニュース焼付版」など60点。
◇佐藤さとる文庫追加として、坪田譲治書簡、佐藤の母・美代子宛平塚武二書簡、父・完一関連の文書など。
◆土屋宗治氏宛堀田善衞書簡1通。
◇大内つや子氏宛森田草平書簡。
◆太宰治賞受賞時に選考委員・野間宏から送られた福本武久氏宛書簡1通。
◇「歌壇」「コスモス」(宮柊二編)、「多磨」「短歌」(角川書店)、「短歌現代」「短歌研究」ほか短歌雑誌、北原白秋、寺山修司著書など。
◇詩誌「新詩人」。
◆春名徹評議員著書『文明開化に抵抗した男佐田介石』、三枝昻之評議員著書『跫音を聴く 近代短歌の水脈』。

 このほか今回も多くの個人、団体からご寄贈いただきました。

〈受入済資料〉

◆小林勇資料のうち書画、印刷物、写真、遺品など(本紙133号8頁、134号8頁参照)。
◆司修評議員による三浦哲郎著書装幀原画と氏宛三浦書簡(本紙151号8頁参照)。
◆故・若菜正氏寄贈資料(本紙154号8頁参照)。

*受入済資料は閲覧できます(本欄資料受贈報告の内、◆印の資料は受入済です。特別資料閲覧は事前手続が必要です)。

〈お知らせ〉

★下記の各行事につきましては、今後の状況により、中止、延期など予定を変更させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
最新情報については、ホームページでご確認ください。

◆イベント◆

◎かなぶんキッズクラブ
■3月24日(木)~(予定) 
紙芝居がはじまるよ!(オンライン配信)
「友情のトライアングル」ほか
出演:山下康
→※中止になりました。

◆友の会◆

◎2021年度後期文学散歩
■2月4日(金)、8日(火)、15日(火)
吉田健一の父・吉田茂の旧居、大磯町郷土資料館などを訪問します。
→※中止(延期)になりました。
■3月17日(木)、18日(金)
文学座、聖徳記念絵画館などを訪問します。

◆デジタル文学館◆

当館で開催した講演会のダイジェストやハイライト、文学者の生涯を写真や資料でたどるフォトムービーをHPでお楽しみください。オンライン展覧会として佐藤さとる展もあります。

〈講演会・トーク〉
◆=DVD、◇=当館公式note有料記事で全編をご覧いただけます。

窪島誠一郎「富永太郎の詩絵のこと―大岡昇平の思い出とともに」 (「中原中也と富永太郎展」記念講演)
池澤夏樹 講演「『レイテ戦記』を読む」(大岡昇平展記念)
島田雅彦 講演「さすらう離脱者」(大岡昇平展記念)
小林信彦「乱歩の二つの顔」(「大乱歩展」記念講演)
黒川創 講演「いま、新しく読む金達寿」(金達寿展記念)◆◇
勝又浩 講演「三浦哲郎―家霊を負った人―」(三浦哲郎展記念)
柏葉幸子、野上暁、金沢千秋 トーク「佐藤さとる先生の思い出」(佐藤さとる展記念)◆◇

〈フォトムービー〉
【中島敦】中島敦 横浜の日々中島敦の南洋群島
【獅子文六】アルバム『娘と私』獅子文六(岩田豊雄)のパリ獅子文六と横浜―「父の乳」から―
【金達寿】「民族詩人金芝河(キムジハ)の夕べ」における金達寿の所感(音声)

〈オンライン展覧会〉
佐藤さとる展―「コロボックル物語」とともに―

〈館の記録 10月-12月〉

■10月2日(土)、特別展「樋口一葉展―わが詩は人のいのちとなりぬべき」オープン。会期は11月28日(日)まで。
■10月3日(日)、駐横浜大韓民国総領事館主催の浅川巧生誕130年記念・韓日(日韓)交流事業「映画『道―白磁の人―』上映会とトークイベント」を開催。高橋伴明氏、小澤龍一氏がトーク。北杜市、在日本大韓民国民団神奈川県地方本部、当館共催。
■10月16日(土)、一葉展記念対談「一葉の溜息、一葉のやさしさ――その女の声をたずねて」を開催。出演は小池昌代氏、藤沢周理事。
■10月23日(土)午後、24日(日)、緊急設備点検のため臨時休館。予定されていた文芸映画を観る会(一葉展記念上映)「にごりえ」(監督:今井正、出演:丹阿弥谷津子、久我美子、淡島千景ほか)は11月17日(水)、21日(日)に延期開催。
■10月27日(水)、文字・活字文化の日関連記念行事として展示を無料公開、ギャラリートークなどを実施。
■10月30日(土)、一葉展記念講演会「一葉とわたし」を開催。講師は伊藤比呂美氏。
■11月6日(土)、一葉展記念朗読会「一葉作品から」を開催。出演は加賀美幸子氏、坂本有子氏。
■11月13日(土)、駐横浜大韓民国総領事館主催の韓日文化交流会・講演会「神奈川近代文学館『生誕100年 金達寿展』を受けて」を開催。講師は呉文子氏、廣瀬陽一氏。在日本大韓民国民団神奈川県地方本部、神奈川新聞社、当館共催。
■11月19日(金)、当財団に対する定期監査が実施された。
■11月20日(土)、県高等学校教科研究会国語部会研修会を開催(当館共催)。
■11月23日(火・祝)、かなぶん連句会「てつぺんの柿の巻」 を開催。選者は小島ゆかり氏、辻󠄁原登理事長、長谷川櫂副理事長。
■11月27日(土)、「私の本について話そう」特別編『日本映画作品大事典』刊行記念トークを開催。出演は山根貞男氏、寺田農氏、岡島尚志氏。
■11月28日(日)、県子ども読書活動推進フォーラムとして、二宮敦人氏による講演をオンラインで配信。県立図書館主催、県子ども読書活動推進会議、県図書館協会共催、当館後援。
■12月1日(水)、施設改修工事のため全館休館(~2022年3月末日)。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

展覧会やイベントの最新情報は公式サイトをご覧ください。