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若き日の橋本治/馬渕明子【寄稿・橋本治展】
※本記事では、機関紙「神奈川近代文学館」164号(2024年4月1日発行)の寄稿を期間限定で公開しています。〈2024年6月2日まで〉
馬渕明子・美術史家
七十年の橋本治の生涯で、私が関わった時間はそれほど長くない。一番濃かったのは学生時代だが、その後は一緒に会っていた皆が忙しくなり、年一~二回の麻雀会で、互いの生存を確認していた程度だ。それでもこの麻雀仲間と一緒に伊豆の民宿に泳ぎに行ったと
※本記事では、機関紙「神奈川近代文学館」164号(2024年4月1日発行)の寄稿を期間限定で公開しています。〈2024年6月2日まで〉
馬渕明子・美術史家
七十年の橋本治の生涯で、私が関わった時間はそれほど長くない。一番濃かったのは学生時代だが、その後は一緒に会っていた皆が忙しくなり、年一~二回の麻雀会で、互いの生存を確認していた程度だ。それでもこの麻雀仲間と一緒に伊豆の民宿に泳ぎに行ったと